家造りについて

山下幸一

 伝統を重んじながらも、保守的にはならぬよう、 常に最新の情報の収集、技術の習得を心がけ、

 

「健康に自分らしく暮らせる」

 

そんな住環境づくりのお手伝いをさせていただきたいとの想いから、この「仕事」を選びそして続けています。 

 

「変わらないために変わり続ける」と言う理念に従い、特に1995年の阪神淡路大震災以降、木造在来軸組工法の性能向上を目指し、当時次世代工法と言われていた「スーパーウォール工法」の家造りを1996年より開始しました。既存住宅においては、横浜市との連携による耐震改修事業にも取り組みました。

 

住宅の気密化が進むと「シックハウス」が、社会問題となり、原因物質である「VOC(揮発性有機化合物)」の危険性が明るみに出ることとなりました。よく誤解されるのですが、この時「シックハウス」として問題となった住宅は、換気計画がしっかり成り立っていた「高気密」の住宅ではなく、計画換気が成り立たない「低、中気密」の住宅でした。

 

その後の法改正により、VOCの規制と共に、全ての住宅において24時間換気が義務付けられることとなりましたが、先に述べました様に「低、中気密」の住宅において計画換気は成り立ちません。数値上での無意味な取組みが続けられています。そんな中、不可解なことに最新の低炭素住宅の条件から気密に関する規定が除外されてしまいました。断熱性能の向上が求められる中、気密を無視することは、計画換気が正常になされないだけでなく、内部結露などの重大な欠陥を招くこととなりかねません。

 

「シックハウス」の脅威は、解決するどころか今でも「過敏症」と自覚する人の数を増やし続けています。国の規制は、VOCだけに留まり、その他の可能性については、あえて追求をしない姿勢を続けています。

 

昨今の社会情勢に伴い「木材利用法」なるいかにも健康目的を感じさせる法律が施行されましたが、あくまで国内の林業の活性化を目的としたものであることを明確にアピールしています。しかし、社会的には、学校の校舎を木造にすることにより生徒及び教師に及ぼす効果、効能であったりコンクリート住宅(マンション)に住み続けている人と木造住宅に住み続けている人とのある病気に関する発症率の比較データなどが公表されており、国としてまったく無視できる内容ではないと思います。

 

食の安全を考えても、国として立入ることに限界があるようで、あいまいな対応が続いています。皆さんはご家族の身体の安全を考えて「疑わしい物は購入しない!」と言う防御を図っていることと思います。住宅も同じです。「疑わしい物は使わない!」

 

「計画換気しているから大丈夫!」との意見もあるでしょう。しかし、いくら家造りに気を配ったとしても、いざ生活するとなれば、様々な工業製品に囲まれてしまいます。実際「シックハウス」と言うのは、持ち込まれた家具類が原因となることがあることも良く知られています。生活用品を安全な物にすることは大変なことだと思います。まず出来ることからするとなれば、住まいの内装に目を向けてください。

 

ところで、ごく普通に使われているビニールクロスには、可塑剤(添加薬品類)として、ヒ素、鉛、カドミウム、クロム、水銀、セレンと呼ばれる重金属が含まれていることをご存知でしょうか?もちろんその量は極わずかで人体に影響が無いとは言われています。中国野菜の残留農薬を気にするのに、極身近にある危険があるかもしれない物質を全く気にしないのもおかしな話です。

 

「今まで何十年何ともない!」多くの方がそう思うことでしょうが「過敏症」と診断されている人たちは、早くからそれ気づいて警鐘を鳴らし、悲鳴を上げ続けて来た訳です。花粉症がそうであるように、いつ発症するか誰もわかりません。

 

「きりがない!」確かにそう思います。ですから出来ることからしていきませんか?

 

「理想はそうだけど、予算が・・・」当然です!予算の配分を考えましょう。家として重要な構造が第一ですが、今までどうでも良いと思われがちであった、内装材を最初にきめましょう。間取りも重要ですがまずは空間の確保、コストが掛かる間仕切壁建具などは極力排除し、寿命が限られている設備品こそどうでも良いと考えればかなり違うはずです。

 

構造的な安全が確立されてきた今、家造りで重要な事柄は、「室内空気環境」です。 構造の安全を比較するのと同様に、必ず比較することを怠らないでください。

  

住は聖職!私たちが造る住まいが原因で病気を引き起こすことがあっては決してならないことです。そして「仕事」とは「仕える事」。儲ける事とは思っていません。これからも欲を持たずに大好きなこの「仕事」を続けていきたいと社員一同願っています。

  

まずは、お気軽にお問い合わせください。

 

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